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La Vie d'un Guide

山の男! 江本悠滋のBLOG

ありがとうございました。(修正版)

本日、最後のゲストAさんがジュネーブ空港(スイス)から日本に向け飛び立ち無事夏の仕事が
終了しました。

何時もの事ですが長いようで短い夏でした

今年も多くの素敵なゲストに恵まれ、楽しく怪我も無く1シーズンをおくる事ができました。

ご一緒して頂いた方、このBLOGを通じてシャモニーの夏を感じて頂けた方、コメントを下さっ
た方、シャモニーで声を掛けて下さった方、現地でお世話に成った方々、本当に・・・

               ありがとうございました!

今年はマイナーな山や隠れた良いルートへ多く行く事が多いシーズンでした。
色々な環境で様々なゲストと登る事でガイドとしても人としても少し成長できたのではと思います。

これからもより快適&安全にゲストの夢を叶えられるよう頑張ります。

日本では山岳ガイドと言う職業の認知も低く、山岳会等で少し日本の”本ちゃん”と言うちょぴっと
アルパインをかじった人にも【ガイドは初心者向けの同行者】だったり【うちの会のリーダー程度】
などと思われている方も多いと思います。
しかし、ここヨーロッパでフランスのガイドは【どのレベルにおいても良きパートナー】として山へ
入ります。それはモンブランやマッターホルンと言ったサミット登山も有れば、ヨーロッパ三大北壁
と呼ばれるアイガー、マッターホルン、グランドジョラスこれらの北壁。ベルト、ドリュ、フレネイ
などヨーロッパを代表するアルパインルートでのガイドも行ないます。
もちろん全てのガイドがこれらのルートへゲストと行くわけではありませんが、こうしたルートへも
ゲストを連れて行くガイドも多く居るのも事実です。
今年もグランドジョラス・ウォーカー凌はガイド登山で10パーティー以上は登られているでしょう。

日本からもサミット登山では無くアルピニズムを求め現地のガイドと大きな壁へ挑む人も居ます。

こうして難しい山やルートを目指す方の多くは日本にある【ガイド登山】(※)のイメージが回りに
多く、モンブラン登山やマッターホルン登山で初めてガイドを使いその時の体験談をWEBで話しをするようには話されないかもしれません。
※ガイド登山=連れて行ってもらう

しかし、どんな山でも登るのは本人です。

サミット登山でガイドが連れて行くだけで登れる山も有るかもしれませんが、どんな山でも登り、
下るのは登山者自身です。

技術的に難しく成るだけで無く、山が山らしくなれば成る程、誰でもそこへガイドする事は難しく
成ります。

ガイドと登り、技術を磨き、トレーニングをし、経験を積み、そして大きな壁へと挑戦する。
これが昔ながらのクラシカルな登山スタイルです。

これからも難しいルートへのガイディングや難しい内容でのガイディング、個人のレベルに合った
内容で様々なリクエストにも答えて行けるよう努力して行きます。その為にも進歩!!

              これからも宜しくお願いします。



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  1. 2009/09/09(水) 06:15:25|
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☆フランス国家スキー指導員
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