
日本に帰国すると様々な物が届いていました。
まず日本の山の専門誌《Rock & Snow》。
こんかいの記事の中で目に映ったのは【アルプスの洗礼】と言う天野和明氏の記事でした。
彼の事はほとんど知りませんが彼らが登ったルートは良く知っています。
タキュールのスーパークロワールはたしか19か20歳の時にアプローチスキーを持って1Day
で登ったし、ドワットのジナもその頃アプローチスキーを持って朝1のゴンドラで上がりそ
のまま抜けてシャモニーまでスキーで降りて来た。(下部のメスナーは一般的です)
ジョラスの北壁はあのルートを狙うのは地慣れして無かったからかなと思う。
もちろん雨の中上がって登らせてくれるような壁じゃないのは僕の感覚では想像もしないけ
どな。洗礼されたクライミングが進化する場所だから山のコンディションは慎重に見ないと
トポのグレードとは行かないですね。
この記事の中で彼が言う『日本の冬壁・・・ヒマラヤでも登り・・・日本の登山の延長・・
・』と言うのが凄く良く解ります。
ヨーロッパは南米や中国に比べると費用も高くなるので最近は日本からのクライマーも姿を
消しました。シャモニーで日本人が溢れたロジエのキャンプ場も今では別荘の建て売りへと
姿を変えてしまいました。歴史の
費用的な事や世界で話題に成りえる壁などからすると今の人気は南米やアジアなのかもしれ
ませんがやはり自分はこのアルプスでのクライミングは凄く大切なパーツだと思います。
言い換えればトレーニング場と位置付ければ最高の環境だと言う事です。(もちろんトレー
ニングだけに止まる必要はないですし、直ぐに真剣にさせてくれる事は間違いないです。)
こうした日本からクライマー離れが目につくヨーロッパアルプス。
自分としてはもっともっと多くの日本からのクライマーにここで登って欲しいと思います。
そして昔からのクラッシクを登って、最新のルートも登って欲しいです!
- 2008/08/24(日) 13:05:30|
- お知らせ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
早稲田のAさんは、以前青年部の江本さんの講演を聞きに来ていた人です。
私がシャモニーがよかったという話をしたら、行きたがっていたのです。
これからも若い日本人がヨーロッパで体験が積めるとよいですね。
- URL |
- 2008/08/25(月) 07:17:59 |
- おかきょ #-
- [ 編集]
ヨーロッパでのお仕事お疲れ様でした。事故もなくさすがです。
ヨーロッパの壁に何を求めていくかにもよりますが、最終的な目標がヒマラヤ周辺の壁の場合は、標高がより高いアラスカや南米が人気のようです。
そんな影響もあってか、岩雪のころは盛んに特集されていたヨーロッパアルプスも、ロクスノになってからは滅多に特集されませんし(スポートルートは別)、日本のアルパインをひっぱている方たちがアラスカ通いをしていることも大きいと思います。
あとは英語のトポ等の情報が、日本にいては収集しにくいといったところでしょうか。アラスカやカナダ、南米のトポは都内でも買えるんです。
ただ、北海道の方たちは少し変わっていて、表には出てきませんが、結構ヨーロッパアルプスに行かれているようです。
個人的には三大北壁への憧れはいまだにあったりするんですけどねぇ。(古っ!!)
天野さんは 8000m峰も複数登ってるし、明大の高所屋さんというイメージが強かったのですが、いつの間にかカナダでミックストレしてたと思ったら、烏帽子大氷柱登っていたり、現在は佐藤祐介さんらとインドの遠征に行かれています。
- URL |
- 2008/08/26(火) 11:21:32 |
- えのきど。 #-
- [ 編集]