今シーズンのスキーシーズンもほぼ《
おわり》と言う人の多いと思います。
こんな終わりの時期ですが、シーズン中から気に成っていた事が少しずつ解明されて来ました
ので皆さんにもお伝えします。
それは《
デジタルビーコンが捜索時(受信モード)にアナログビーコン(発信モード)を感知
しない。》と言う驚かされると言うよりは心配なテスト結果の発表です。

この件についてENSAの教官でもあり現UIAGMの技術責任者でもあるアレキシ・マロンからも
コメントが発表されました。
『私たちが推薦するメーカーが有る訳ではなく、ガイドの育成の中で生徒からの質問に対
し正確な答えを出さなければいけない義務が有ります。このデジタルとアナログの間で起こ
る問題は実際のフィールドでは取り返しのつかない問題になり得ます。なのでENSA独自に
シャモニーのスキーパトロールと共にテストを行いました。』
そこでテストに使われたのはBARRYVOXのPULSE(デジタル)とORTOVOXのF1
結果は
【PULSEは古いF1を発見する事が出来なかった】そこで同じメーカーの機種で同じテストをするとORTOVOXの最新モデルS1では
【S1はF1がどの周波数帯であっても”古いモデルで有り周波数がずれている”と認識し
捜索が出来た。しかしS1よりも単純なアナログ/デジタルモデルでは捜索できなかった】《これらの問題はアナログモデルとデジタルモデルの間だけで起こります。
この原因はアナログモデルが発信するシグナルが安定していないためにデジタルモデルでの
受信の時に機械がそのシグナルがビーコンが発信する物か、ただの”雑音”かを判断できず
正確な捜索が出来ない。》ARVA(フランスのメーカー)の責任者が伝え、これをORTOVOXフランスの責任者も認め
《どれだけ古いアナログ式ビーコンでもアナログ式のビーコンは常にアナログ式のビーコン
を捜索する事が可能》と付け加えています。
テスト結果を理解する為にはビーコンの製造規準ではビーコンの周波数は457kHz と決め
られていますが、±80Hzの許容誤差が認められています。
(2000年までは許容誤差は±100Hzでした。)
と言う事はビーコンが発信する周波数は456,920kHz〜457,080kHzの間で有れば良いと
言う事に成ります。
《この許容誤差が様々なケースで問題を起こします。まず知っておいて欲しいのはビーコンが
発信する
周波数は気温によって変化します。その為に許容誤差ぎりぎりで製造されたビーコ
ンは−10℃の環境では規定外の周波数に成ってしまう可能性があります。
その場合、製造規定で製造されたその他ビーコンからは一切”ビーコン”として認識される
事が無く成ります。
その他には機械の年齢も非常に大きな関係を持っています。使用により周波数帯が上もしく
は下にずれる傾向に有るからです。なので問題は製造時に許容誤差のどの部分で規定をクリ
アーしているかが一番の問題だと言う事です。》
一番の解決方法は基準である457kHzに最も近づける事ですが、現在の技術では性能の良い
クオーツを造る事は出来てもそれを正確に457kHzに合わす事は不可能で457kHzにより近ずかせるとコストが高く成るとの事です。
やはり技術的な問題だけではなく経済的な問題もあるようです。
国際的には今後はより許容誤差を少なくして行く方向のようですが今の市場の現状も考え
て製造規則を設けて行くようです。
今の最大の問題はアナログ式とデジタル式の両モデルが市場に有り、またデジタル式の進化
が急速に進んでいる事に有るようです。
- 2008/05/08(木) 00:00:59|
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