La Vie d'un Guide

山の男! 江本悠滋のBLOG

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日本の登山 (修正版)

かれこれ今年のシャモニーも早いもので1ヶ月以上たちました。
ここに居ると、普段日本では話題に成らないような事も話題に成りああだこうだと皆で色々な事を話します。
そんな中で最近凄く気になっているのが《日本人の登山》に関してです。
自分は高校1年生でフランスに来てその後こちらで登山と言うものと出会い始め今ではこれを職業とまでしています。なので日本の普通が僕には違ったり、フランスの普通が日本では違ったりと何時も驚きを感じています。

なぜ、日本の登山に関してこちらで多くの人と話に成るかと言うと日本から来る登山者の多くはモンブランを目指す一見さんだったり、こちらの山を登りたくて毎年来るリピーターさんだったりとニーズや客層は違います。しかし、こちらでそういった日本からの登山者の相手をする人は昔から変わっていないので日本から来る登山者の移り変わりを見て来ているからでしょう。

そんな彼らと話すのが登山者のレベル(質)の話です。
彼らの言うのは『最近の登山者はレベルが低すぎる。アイゼンも履いた事の無いのがモンブランを登りに来るし、登れないとガイドが悪いなどと人のせいにする・・・』

こう言った現象を自分成りにはこう解釈しています・・・。
これまで多くの雑誌等で自分が言って来たスポーツとして登山が日本には少ないような気がします。
この話はきっと毎朝の散歩はスポーツかと言う討論に成ってしまうかもしれないが・・・
でもスポーツ(より自分のパフォーマンスを高めるように努力するか)として登山に接する事が大切だとは思います。

僕が感じる日本の登山者のレベルが低く成る原因としてはその登山者を取り囲む環境にその大きな原因が有ると思います。メディアである雑誌社、登山者が登山を楽しむ為に参加する山岳会や登山ツアー、そして僕のように山に人を連れて行く人達(山岳会もかな)。
これらの環境が良く無いのは事実だと思います。
山岳会は先輩達の自己流がスタンダードとして後輩に伝わり、ガイドはその山岳会の延長でお金をもらって人を山に連れて行く。雑誌社は山岳雑誌と言うよりは山雑誌、技術講習もいち個人の自己流を広めているように思える時も有るくらい、ツアーガイドは添乗員なのかガイドなのか解らない。きっと自分と同じガイドの中でもガイドの役割は個人個人違うのではないかと思います。
ガイドの中では自分の生徒(僕はガイドには先生と生徒と言う関係は余当てはまらないと思うけど)にハーフインクノット(ロープの使い方の1つ)は間違えるからやるなと教えてる人も居るなんて聞いて驚いた事も有るくらい。
山で時々見かける山岳会の講習は目を疑う物も有る。日和田(関東の講習会で良く使われている岩場)ではある大学の山岳部が肩がらみ(ロープを肩にまわして行う確保方法)で垂直の壁に登る学生を確保して居るのを見た。カラビナ1つでより安全で快適な確保が出来るのに・・・カラビナ1つも無い場合はどうするの?って?そんな事はあり得ないでしょう。もしあり得るならそこに至までに問題が有るでしょう。
今年の夏の日本の山も添乗員&ガイド付きのハイキングツアーでも事故は多かったみたい。それも予想された原因の事故だったような気がする。山の専門店と名乗るお店の店員が山の専門的知識を身につける物が今の山雑誌ではけして専門的知識が有るとは思えない。
ハイシーズンの山小屋のタコ部屋は多分山を楽しむとはほど遠い環境だし。完全予約制で定員を儲けるべきだし、人が泊まる場所としてのルールーも有るはず。

なんだか愚痴っぽく聞こえてしまうかもしれないが、けして日本の登山をけなしている訳では無く、もっと日本の山を登る人がもっともっと山を楽しんで、《帳面消し登山》じゃ無く、向上心を持って山に向かうように成る環境を期待してるし、そうなるように努力したいっと言う事です。
そうする事で登山者のレベルも上がって行くのではないでしょうか。

スポットライトの当たる事の無いスポーツ。でも朝日と夕日の素晴らしいスポットを浴びて大自然を独り占めできる素晴らしいスポーツなんだから。
  1. 2006/08/24(木) 01:57:33|
  2. 一言もの申す!
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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シャモニーに胸キュン!

家事がひと段落してネットサーフィンしていたら・・・偶然ここにたどり着いた!
いいね、いいね、このブログ!シャモニーがリアルに感じられます。

去年の夏は本当にすばらしい体験が出来ました。(お世話になりました~)
1年ですっかり状況が変わり、今ではぽんぽこたぬき腹です。v-16
遊びが何もかも出来なくなってしまったのはちと辛いけど、今この状況を楽しんで、今度は親子でユウジさんのクライミング教室に行きたいな。(気が早い・・)

またここへはしょっちゅう遊びにきますねー♪
しばしシャモニーへ心がトリップ出来るので。
お仕事頑張って!
Y夫妻&わんちゃん(名前がどうしても思い出せない・・「和」な感じだったような気がするけど)によろしくお伝えくださいね。
  1. URL |
  2. 2006/08/24(木) 12:06:19 |
  3. soh #-
  4. [ 編集]

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☆フランス国家スキー指導員
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