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La Vie d'un Guide

山の男! 江本悠滋のBLOG

フランスガイド組合の会報

DSCF1391.jpg

定期的に自分の所属するフランスガイド組合から会報が届く。(ちなみに日本の組合からは無い)
毎回様々な内容の記事が出ているのだが今回、目を引かれた記事を紹介します。
《若者と山》と題された記事は登山者の高年齢化を懸念する記事である。
もっとも日本の山は既にかなり高年齢化さてているが、それをどうかしようと言う動きは無い。
さて記事の内容に話を戻そう。
まず初めに出された数字はバノワーズ国立公園入場者の平均年齢1996年では42歳に対し
2006年では46歳に、15~24歳のしめる割合も1996年が11%に対し2006年は4%まで
下がっています。それでも日本からすると若いですよね!!
この変化の最も大きな原因が《今日イメージ付けしている山の魅力が今の時代に合っていない》との
事です。=若者に夢を与えられていないと言う事です。
これに対し山小屋に若者を招待したり、マウンテンバイクや登山などアクティビティーを提案した
イベントを各地で行っているようです。

ここで僕が一番大切だと思うのが《夢を与える》事です。
今、日本で言われる山登りとはどうも臭い。《中高年の》がセットに成っているとも言える・・・
どうすれば多くの人に夢を与えられるのか。。。僕も今一度考えなければ。
  1. 2007/11/13(火) 20:53:00|
  2. 耳より情報!
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<新型REVERSO・・・これって | ホーム | しばらくお休み>>

コメント

そうですねぇ

昔みたいに、エヴェレストの日本人初とかいう世間一般に分かりやすい目標が無いのが問題だと思います。

たとえば、サッカーだったらプロの選手になってワールドカップに出るとかすごく目標が分かりやすい。でも山で認められようとするとそれこそ山野井さんが登ってるようなところを登るしかないじゃないですか。これって、世間一般には全然理解できない行為じゃないですか。
もしくは野口健みたいに・・・

それに、20そこそこで一流になれるサッカーや野球と違い、一流のクライマーになるには時間がかかり血気盛んな俺なんかはもどかしいというかなんというか・・・

あとは、山はしんどい、つらいって言うイメージが強いですね!!どんなスポーツでも一緒なんですけどね。登らないと決して分からない魅力もありますけどね。

現在18歳の俺にとっては、一番難しいのは目標を探すことかもしれません。
日本では開拓の余地が殆どないし、ヒマラヤに目を向けても一部を除いて殆ど登られていますし。
誰も登ったことのない、他人が行きたくも無いと思うようなルートってかなり少なくなってるじゃないですか。
お金をかければあるかもしれないけど、俺も含めて若い者はお金ないですから。

でも、大学でも野心的な人って殆ど居ないですよ。俺みたいにでっかいことしてやろうって思ってる人間は異端者ですから(笑
  1. URL |
  2. 2007/11/17(土) 00:23:31 |
  3. TOMO #k0vrGlps
  4. [ 編集]

目標

Tomoさん
18歳。自分の力を無限に感じる人生の中では最もすばらし時期の1つだろうね。(ちょとおじさんくさい?)
自分が山を登ろうとしたのはこの時期。そして今の自分が居る。18歳の時には想像もしていなかった自分が。

例に上げたサッカーの選手との違いはサッカーは日本代表に成りたいって漠然とした夢を持つ子供達ばかり、
でも実際に日本代表になれるのはほんの一握りの子供達。それに死と言う物がサッカーにはまず無いてところ。
それに比べて例に出てるエベレスト無酸素っての今やってもそれなりの評価は有ると思う。でもサッカーと違って
そこに挑戦する事は誰にでも出来てしまう(サッカーで日本代表に成りたい思っても自分で成れないでしょ)のが
エベレスト無酸素、でもこれには失敗すれば死も近い。サッカーにはそれが無いのはわかるかな?
だから根本的に挑戦する限界が山と競技場は違うかも。
※ロッククライミングだけをとれば10代で1流って評価も全然あり得るんじゃないかな?!

アルピニストとしてはやぱり、無茶をして登れてたのか、正確な判断をして登れてたかは年を取ってみないと解らない。ヨーロッパでは年を取ってもアルピニズムを続けられる人が素晴らしいアルピニストだと言われているし。
ようする山で死んでしまった人は素晴らしい登山者とは言えないって事。長く山を登れるって事が大切なんだ。
登山って、有る意味命掛けの遊び(スポーツ)だから負けは登れない事じゃなくて死んじゃう事なんだよね。

18歳の君にはまだいくらでも目標が出来るはず!
こんな僕だって1つ1つ目標を見つけて、今日まで来たし、これからも生きてく!

まずは登れる山を、登れるルートを登ろう!
そして少しずつ前進しよう!

実力、技術、体力、精神と全て揃った時に本当に命をかけて何かをするか考えよう。
その繰り返しが1流のアルピニストと言われるように成る道でしょう。

僕は未だその領域には達しないし、達するとも思わないんだけどね。
  1. URL |
  2. 2007/11/20(火) 16:55:41 |
  3. emoto #-
  4. [ 編集]

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