昨日のBLOGに書いたように昨日のマッターホルンですれ違った日本人登山客に一言!

ソルベイの避難小屋までの標準タイムは2時間30分、現地ガイドはソルベイまでこの標準的な時間以上時間がかかるとそれ以上は登らず下山します。
なぜかは、ソルベイまでが山頂までの半分弱、山頂までの登りの時間より下りの時間の方が長く掛かるのでソルベイまで3時間だと山頂までの6時間30分、下山に7時間30分で14時間の登山に成ってしまいます。と言う事は4時に出ると小屋(ヘルンリ)には18時・・・ユウダチ

が来るのは3時過ぎから・・・雷

が頭の上で成るのも嫌です

が濡れた

岩場を下るのも。だからソルベイまでの時間が基準で行動の目安を立てているのです。

さて、昨日の日本人のおじさん

2名パーティーは昨日書いたように僕達とソルベイ小屋ですれちがいました。(僕達は山頂を踏んで下山中、彼らは登る中)
時間は11時位でしたかね~
自分も日本人なので気になって声をかけたのでその時のコメントを

『こんにちは、出発の時間が遅かったんですか?』(朝食は同じ時間に食べてたので)

『4時30分くらいですかね~朝食後部屋に戻って降りたら誰もいなくて・・・』

『そうですね僕達も4時には出ましたから。でも30分だけ遅かっただけじゃないですか~』

『ルートファインディングに時間かかっちゃって』

『そうですね、ルートファインディングが難しいですよね。でもこの時間にここでこれから上に行くのは厳しいと思いますよ。』

『早く登ったら楽しめないじゃない!楽しみ方は人それぞれで良いんじゃないの!』

『そうですか~。でもここは雷雨も有るし、落石も、ルートファインディングも難しいですからね・・・』

『雷雨?今日は大丈夫でしょう!』

『まあ何でもいいですが無事に下山して下さいね』
とこんな感じでした。
最後の『今日は大丈夫』て意味が解らない!!
天気予報は午後は雷雨を予報しているのに・・・それは僕がこの山を登る時に一番気にしてる事なのに空を見上げて『今日は大丈夫でしょ!』って!
この人が登るのが遅いとか登るな!と言っているのでは無く、正しい情報とその山を登る人達の常識を守って欲しいと言う事です。
3時過ぎから真っ黒の雲に包まれそうなマッターホルンを見上げながら彼らの事を心配してしまいました。無事に下山してると良いけど。
- 2006/07/19(水) 21:19:14|
- 海外(ヨーロッパ)
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