皆様こんにちは
すっかり
ボルダリングジム&プロショップ「ズットン」の作業がメインに成ってしまし、このBLOGから山の景色や山の楽しさを期待している人には
少しガッカリな内容に成ってしまっていると自分でも感じております。
山へ入ってその時の空気感を伝えるのも大きな目的ですが、このBLOGを通じて多くの人と接しられればと
の思いも個人的には大きな目的です。
先日、頂いたコメントの事は常に頭の中に有るようで無いのですが(笑)・・・以下その文
以下そのコメントです。 (※思い当たる節も有るので一部外部リンクは外させて頂きました。)
その1)
社会システムというよりも、業界の倫理観あるはプロフェショナリズムの問題でしょう。「女性の敵は女性」と言う表現がありますが、ガイドという職業を腐しているのは、実はガイド業をしている人達でしょう。
江本さんはご存知かも知れませんが、小耳に挟んだ情報として、JMGAがBCガイドなる資格を作ろうとしているといいます。資格に見合った試験が行われるのであればいいのですが、どうやら現在、JMGAに所属せずガイド業をしている滑り系の人間を対象に、すでにガイド業をしている人は簡単な研修で資格を配ってしまおうとしているらしいとのこと。これを主導しているのが尻別岳の事故を起こしたノマドの宮下岳夫氏と佐々木大輔氏らしいとのこと。
もし、これが本当だとすると、江本氏が嘆く、ガイドレシオがでたらめな八甲田とか、まるっきり山スキルがない人間がガイドをしているニセコとか、そうした半端な人達に、UIAGMに所属するのJMGAが資格を出すという驚くべきことが行われることになります。
もう、これは山岳ガイド資格の崩壊でしかないのでないでしょうか? JMGAが一枚岩だとは思っていません。これに対し、なに馬鹿なことやっているのだ! と声を挙げる人はいないのでしょうか? 既存のJMGAのガイド資格でさえ、登山ガイド資格などはレベルが低すぎますし、滑ることが中心でもJMGAの山岳ガイド資格程度の山スキルは必要でしょう。狂っているとしかいいようがありません。
本当にこんなことが行われようとしているのでしょうか?
江本さんは何かご存知でしょうか?
その2)
私には二つの心配があるのです。
ひとつは、先のトムラウシの事故において、ガイド協会が作った報告書(正確にはガイド協会は投げ出し外部の人間に作らせた)に見られるようなプロフェショナリズムの欠如。
もうひとつは、ニセコにみられるように、ちょっとアラスカ滑ってカッコつけているだけのボーダー達がニセコで独自のガイド協会を作って、それとローカルルール(これ自体がばかげた存在)と結託して何もしらないゲレンデユーザーを顧客として囲い込もうとしていること。これは、地道にきちんとスキルを磨き、ガイドとしてふさわしい能力をもっていながら、雑誌に売り込むのがうまくないがゆえに雑誌などに露出するこがない本物の良いガイドの仕事を奪っていると思うのです。
ガイド協会だけでなく雑誌メディアの問題も大きいと思います。
以下、今回の僕のお返事:
ここにあげられた意見は日本山岳ガイド協会に対する見解と言う事が前提で、またこの協会が日本では我らが「プロ」
だっ。と言う組織でも有るし、環境省になんちゃらで社団法人と言う事で組織的にも有る意味で立場のある組織である
と言う事もこの意見に対して意見を言う大切なベースに成るのではと思います。
個人的には山のガイドのレベルや内容にも??だと思う点もあるので、このバックカントリーブームを狙った資格の
発行はどうなんだろう?とは思います。
でも僕の中では最近こう考えるように成りました。
どこどこの組織に所属するからそのガイドに能力が有るとか無いとか、は第三者的な立場の人の勝手な意見であって
そのガイドと向き合うクライアントはその人を信じ、その人と山へ行く事を決めたのだからそれはそれで良いのでは
と言うこと。
(※自分が同業者である以上、僕が伝えたいガイドへのメッセージは上手く伝わらないなと今は感じる。)
でもそのクライアント自身が判断できるように育てるのが雑誌や山岳会、ショップ、またガイドの仕事だと思います。
でも日本人っぽい発想で「あの人、○○って雑誌に出てるから良いガイドなんだよっ」って言うミーハーな考えに答
えるかのような感じで
日本山岳ガイド協会の資格(あんたの事1人前って認めたよ、じゃあ会費は払って好きにしてね)」= 資格と言う物を 《ガイド資格》とするような伝え方は間違ってるとは思います。
BCガイドの話も少しは聞いてます。でも、この上に書いた事が繰り返されるだけですね。
だからそれ以上でもそれ以下でも無いのかな。
このBLOG読んでる人には僕の気持ち&意見が上手く伝わると良いけど・・・。
- 2010/04/15(木) 21:50:56|
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